Interview

インタビュー

【第3回B.D.F講師・ゲストインタビュー #03-2】

第3回 B.D.F講師・ゲストインタビューできると思うか思わないか。
自分で見たものだけを信じて生きること

株式会社Hiro Sakai 代表取締役
酒井 浩之 氏

B.D.F第3回スポーツ講演は、あのレアルマドリードで日本人初のマーケッターとして活躍された酒井浩之氏に登壇していただきました。 第2弾の今回は酒井氏から見る日本人の特徴や、日本人と外国人の考え方の違いについて伺いました。

日本と海外の違い

ー外国人と比べたときの日本人の長所や短所はどういったものですか?
思慮深く考え、論理的にお話をするというのは、日本人のきめ細やかさが出る一面だと思います。外国人に比べ日本人は考えながら間を置いてしゃべっているという感じがします。ただこれは長所でも短所でもあり、引っ込み思案でシャイだととらえられてしまうこともあります。あとは相手に分かってもらいたくて説明を少なくして端的に話してしまう、これもマイナスになってしまう場面もあるんです。例えば、サッカー選手でも口数少なくプレーで見せる選手がいますけど、やっぱりチーム内やコーチとプレーについてしっかり話し合いをするかしないかってすごく大きな違いだと思いますよね。会話ができるって言うのはそういうことで、口数少なくプレーで見せる選手って言うのは海外では当たり外れが大きいと感じます。
ー日本と海外ではビジネスに対する考え方の違いはありますか?
あります。一番わかりやすい例で言えば履歴書です。日本ではそれまでの過去の経歴を書くことが普通なんですが、アメリカを含めた海外では、ハーバードのMBAを取りましたみたいな、よっぽどのタイトルがなければ、それまでやってきたことはあまり評価されません。私であればレアルマドリードのMBAを取ってマーケットやってましたということは重要なので書きますが、それをベースに何ができるのかという先の話をします。人間なのでそれまでの経験があるのは当たり前のこと。ではその経験からこれから何ができるのか、会社にとって何が還元されるのかという未来の話しをすることが海外の特徴であると思います。

メディアの裏側

―スポーツ業界で生き抜くためにどのようなビジネススキルが必要だと思われますか?
スポーツの世界ではトレーナーさんもそうですし、マーケッターでもプロフェッショナルは誰よりも詳しくあるべきなので重箱の隅をつつくようなことも知っていて損は無いと思います。ですからメディアに書かれることの裏側を知っていることが武器になりますし、表面的なことだけでなく、その裏側に何があるんだろうという探究心。そういったところはポイントになります。 もうひとついうならば教養ですね。人間力にも繋がるものだと思うんですけれども、社会人として知っておかなければいけないことっていうのは絶対に必要です。スポーツの世界の人間として、トレーナーやマーケッターである前に一人の人間として社会に認められなければいけませんので。たとえばアメリカで今何が起きているのか、それが起きると日本にどういう経緯でどういう影響が出るのかという世の中の仕組みだったり、アメリカとロシアの関係はいまどうなのか、アフリカはどうなっているのか、紛争がある地域ではなぜそこで紛争が起こっているのかなど、そういったことは知っていて損は無いと思います。むしろ知っていた方が人間としての厚さになるというか、スポーツ界でプロでさらに世界情勢にも長けていると武器にもなると思います。
―メディアの裏側を知るためには、どのようなことをしたら知ることができますか?
この部分は学生さんだと難しい部分ではありますけれども、やはりそういう人々とお付き合いをする中で得られる情報は必ずあります。私なんかは広告代理店にいましたので、芸能界やその裏事情がたくさん入ってくるわけですよ。そこから吸収しない手はありませんしね。もちろん言っちゃいけないこともありますけど、そこも含めて自分からそういう世界に入っていく、もしくは繋がりに行ってそういう土壌を持っている、そこは大きな違いになると思いますね。実際はスポーツの世界ではそれは当たり前で、自分簿専門分野のこと以外のことも知っておく必要があると思います。

日本人がグローバル社会で生き抜くために
重要な事

―日本人がグローバル社会で生き抜いていくために
重要なことを教えてください。
この情報化社会の中で正しい情報を正しく取得することです。人から聞いた話であったり、自分でなんとなくそうかなって思うこともあって、色んな情報がありますよね。当然調べて出てくることもありますし。しかしその情報が全て正しいとは限りませんよね。だから正しい情報を選ぶことが大切なんです。私は人が言っていたことをすぐ信じてしまうのは違うと思っていて、一番正しいのは自分で見て感じたものだけ。自分が見てもいないし感じてもいないことをさも知っているかのように話すのは違うと思います。
株式会社Hiro Sakai 代表取締役
酒井 浩之 氏

<現職>
株式会社Hiro Sakai 代表取締役。
スポンサー・アクティベート・コンサルティングがメイン。
選手の移籍・マネジメント、広告代理業を中心とした日本と ヨーロッパ 市場の架け橋となる スポーツ・コンサルティング・カンパニー。
<日本での経歴>
神奈川県立大船高校卒業
日本大学法学部卒業

<経歴>
主に商品開発や開発された商品の広告マネジメントなどを担当。
(広告代理店・営業 7年)
読売広告社、電通東日本
(スポーツブランド・商品開発・営業 5年)
アディダス・ジャパン/キャロウェイ・ゴルフ/トゥルーテンパー・スポーツ

2015年3月 入学 レアル・マドリード・スポーツマネジメントMBAコースに日本人として初めて合格。
2016年5月 レアル・マドリードC.F.入団
卒業後は約350人中3人というインターンシップの狭き門を突破。(直近3年間採用なし・MBAコースより唯一の選出)
日本人マーケッターとして初めてレアル・マドリードと契約。
世界最高峰のフットボールクラブで最先端の領域であるデジタル・マーケティングを         中心に担当するなど日本市場に向けたマーケティング活動に従事。
2017年7月 退団・帰国 日本に拠点を移して活動する為に6月末で契約を破棄して帰国。
現在はレアル・マドリードMBAのネットワークを活用し、 今までにない「“本物“を提供する」をキーワードに、 日本サッカー未開の地と言われてきたスペインとの架け橋となるべく、 レアル・マドリードのスポンサーシップを中心に多岐にわたるスポーツビジネスを構築中。
<メディア>
2015年12月〜 経済情報に特化したニュース共有サービスNEWSPICKSにて コラム記事が掲載されました。
レアル・マドリード大学院に日本人が入学。
巨大クラブの世界戦略
https://newspicks.com/news/1304851?ref=user_278409

2017年8月31日
yahooトップニュースにインタビュー記事が掲載されました。 
   「どうしても見てほしい世界」
~レアル・マドリードという夢舞台に立った男
https://news.yahoo.co.jp/byline/tamanojun/20170831-00075177/

2018年3月12日
King Gear にインタビュ記事が掲載されました。
仕事なし、お金なし、どん底からの大逆転。
発想の転換で掴んだレアル・マドリード、酒井浩之の挑戦
http://king-gear.com/articles/703

2018年5月18日創刊 東方出版
「THE REAL MADRID WAY / レアル・マドリードの流儀」 監修
https://amzn.to/2IxWSKI